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ええ加減過ぎた「河本オカン」報道
ゲンダイネット 2012年9月12日(水)17時0分配信
テレビ局が連日取り上げた「河本準一(37)のオカン」報道が新たな展開だ。「生活保護問題対策全国会議」
が「放送倫理違反があった」として、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会に審議を要請。
事情聴取の結果によっては、テレビ局に調査委員会の設置が勧告されることになる。
俎上(そじょう)に上ったのは5月下旬から6月上旬に放送した民放3局の計6番組(記事末尾)。同会議代表
の尾藤広喜弁護士が言う。
「私たちはあらゆる情報番組を丹念に見直しましたが、低俗でお粗末な内容が目立ちました。極めてレアなタレ
ントの息子の道義的な問題と『不正受給』の問題をゴチャ混ぜにして“受給者は悪いのだ”という印象を与えて
いる。その一方で受給漏れの深刻な現状には触れようともしない。一部自民党議員の話をうのみにし生活受給
バッシングを繰り返して、あたかも生活保護は欠陥制度であるかのように騒ぎ立てた。その結果、予算が削減
されかねない事態まで引き起こしています。影響力の大きい媒体が偏見をあおり、世論をミスリードしたと言わ
ざるを得ません」
おかげで本当に保護が必要な困窮状態なのに利用を躊躇する人が続出。隣人から「あなたも不正受給か」と
疑われ、外出をためらうようになった精神疾患患者もいるという。
「河本さんの母親の顔写真をモザイクなしで放映したり、デタラメなデータを引用したり。『追跡“不正受給”問題
の闇』とテロップやナレーションを入れているにもかかわらず、不正受給に関する取材は一切せず、街頭インタ
ビューを垂れ流したりしていた。また、飲酒やパチンコに使ったことを“不正受給”として取り上げたものも複数
見受けられました」
>>2につづきます。
□livedoorニュース
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