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アイドルのコンサートやゲームセンターなど、若者が独占していた場でお年寄りの姿をよく見るようになりました。
好きなものを追い求め、友達づくりや心の支えにつなげている人たちを紹介します。
■韓流スター 笑顔はまり語学講座
島根県出雲市の祝部（ほうり）育子さん（６９）は韓国人歌手のリュ・シウォンさん（３９）の大ファンだ。
きっかけは、いつも聞いていたＮＨＫラジオの「ラジオ深夜便」。「コンサートがすごく良かった」という
リスナーの便りに触発され、ＤＶＤを見た。癒やし系の笑顔と礼儀正しい態度にはまり、２００７年に
ファンクラブに入った。
以来、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡、さいたまと計１６回のコンサートに行った。７公演に
足を運んだ年もある。
コンサートは４、５時間にも及ぶ。盛り上がると立ち続け、ペンライトを思い切り振る。「笑顔と声に癒やされ
最高。年を忘れる」
１０年、初めて韓国に渡り、シウォンさんの誕生日にあわせてソウルで開かれたファンの集いに参加した。シウォンさん
との記念撮影もあり、幸せいっぱいな気持ちで帰国した直後、シウォンさんの結婚報道。ショックだったが、ファンを
やめなかった。つらい時の支えでもあるからだ。
夫が大腸がんで０９年に亡くなった。１年ほどの看病で、自身も胃を悪くして入院した。シウォンさんの歌を音楽
プレーヤーに約１００曲入れ、夫の病室に泊まり込んだ夜に聞いた。「看病も苦にならなかった」
感謝を手紙にしたいと、昨年１０月から市内の韓国語教室に通っている。コンサートで、韓国語交じりのトークを
通訳なしで聞き取れるようになるのが目標だ。
今年は１２月、横浜でのコンサートに行く。最近、腰も右腕も痛いが、「コンサートに行けばしゃんとする。
足腰の立つうちならどこでも行きたい」。（斉藤智子）
(略)
■新しもの好き 認知症予防に
※本文より抜粋
URLﾘﾝｸ(mytown.asahi.com)
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つづく