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十島村悪石島で２日夕、盆行事のしめくくりに仮面神ボゼが出現した。大きな眉と口に突出した鼻を持つ姿で
島民らを追い回し、厄をはらった。
旧暦７月７～１６日に行う悪石島の盆踊りは県の無形民俗文化財。仮面神ボゼが盆踊りを壊し、人々を
盆行事から日常に戻す役割を果たす。村が毎年、観光客向けにツアーを企画しているが、今年は村営フェリーが
座礁する事故があり、ツアーは中止になった。
例年より見物客は少なめだったが、ボゼは公民館前広場での盆踊り後に登場。全身にビロウの葉をまとった
３体が逃げまどう子どもや女性を追い回し、「マラ棒」で赤土をつけてまわった。
初めてボゼを見た悪石島小学校５年の鶴長璃子さん（１１）は「ボゼは想像していた以上に大きかった。急に
追いかけてきたので怖かったけど、楽しい祭りだった」と話した。
URLﾘﾝｸ(www.373news.com)
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