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日本初開催となったサッカーのU-20(20歳以下)女子ワールドカップ(W杯)。
注目を集めるのはU-20女子日本代表「ヤングなでしこ」の活躍だが、
その振る舞いをぜひ紹介しておきたいチームが、日本と同じ1次リーグA組に入ったスイス代表だ。
大会期間中には東日本大震災の被災地で子供たちを激励。
「消化試合」となった日本戦でも全力プレーを貫き、観客から大声援を受けた彼女たちは、
思慮深く美しい「グッドルーザー」だった。
8月26日、東京・国立競技場。日本が4-0でスイスを破り、準々決勝進出を決めた直後、
敗れたスイスの選手たちは「Switzerland!!」と国名を連呼して健闘をたたえる日本の
観衆に挨拶するため、場内を1周。
手を伸ばしてフェンス越しに握手したり、プレゼント用のシャツを場内に投げ入れるなどして声援に応えた。
さらに試合後の記者会見場に、シュベリー監督は日本代表のユニホーム姿で登場。
「大勢の方が拍手をくれ、その中の1人に交換してくれといわれた。私にはちょっと小さいが、
ありがたく頂いた」とさわやかな笑顔を見せた。
これより先の8月20日。スイスは前日のニュージーランドとの初戦に敗れ、
精神的にも肉体的にも疲れの残る中、東日本大震災で町民90人以上の死亡が確認された
宮城県七ケ浜町を訪問。
地元サッカークラブの小学5、6年生約30人と交流し、チョコレートやユニホームをプレゼントした。
交流会の話が持ち上がったのは6月。1次リーグ組み合わせ抽選会で来日した監督やスタッフが、
2試合を行うことが決まった宮城を視察に訪れた際、「震災の被災者に対して、われわれが何か
できることはないか」と宮城県サッカー協会などに打診して実現した。
約1時間の交流会では、会場となったスタジアムの観客席から、選手たちが穏やかな姿を取り
戻した太平洋を眺める場面もあった。
主将のDFゲルバーは「スイスには海がなく、津波を体験したこともないが、映像や写真を見て、
とても心が痛んだ。不思議な縁で被災地の子供たちとつながりを持てたのは大きな体験で、
忘れられない日になった。彼らにも頑張ってほしい」。
(続きは>>2以降)
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