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米大リーグ(MLB)はスポーツ専門局ESPNとの間で、期間8年で総額56億ドル（約4400億円）
に上る2014年からの新放映権契約を締結した。関係者が明らかにした。
MLBの放映権契約としては過去最高で、年間契約額は約7億ドルと現行の約3億5000万ドル
から倍増となる。
これにより、ESPNはレギュラーシーズンの最大90試合とワイルド・カードのプレーオフ2試合
のうちの1つ、さらに同点決勝試合の1つを放映できる。
また、テレビのほかラジオ、デジタル・プラットフォームでハイライト番組などを毎年850時間
拡大できることになる。
各種スポーツ機構のテレビ放映権料は上昇を続けている。スポーツ放映は、男性の若者を
対象とした広告主を引き付けるため、今後も上昇傾向をたどる、と業界専門家は予想する。
また、スポーツファンは生中継に価値を見いだすため、好きな番組を好きな時にコマーシャル
を飛ばして見ようという視聴者向けのデジタル録画装置やオンラインビデオ・サービスの影響
をほとんど受けない。
米ナショナルフットボールリーグ（NFL）、五輪など大規模なスポーツイベントの放映は
近年高視聴率を挙げており、テレビ放映権料は過去2年間に急上昇した。
MLBは、現在契約を結んでいるTNT、FOXの両テレビ局とも14年以降の契約交渉を行っている。
ニューヨークを拠点にスポーツメディア･コンサルタントを行っているリー・バーク氏は、
「今のところNFLやMOLB、さらにはプロバスケットボール協会（NBA）に代わるものはない。
需給はひっ迫しているのだ」と語る。
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