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福山市は23日、福山競馬の本年度第１四半期（４～６月）の収支が１０８５万円の
赤字だったと発表した。１日当たりの売り上げは７７９５万円で、当初予算見込み額
（７８１１万円）とほぼ同水準。しかし、収益性の高い福山競馬場内の売り上げが減り、
手数料負担が必要なインターネット販売が増えたことで支出がかさんだ。
市議会競馬事業特別委員会で説明した。開催日は４月14日～６月30日の計23日間。
収入19億８０８９万円に対し、支出は19億９１７５万円だった。
１日当たりの売り上げのうち、福山競馬場内の販売は３００９万円で、予算見込みを
８・１％下回った。他競馬場とインターネットの販売が見込みを超えて全体を補ったが、
いずれも市が売上額に応じて手数料を支払うため、経費が膨らんだという。
市財政局は「出走頭数の減少などから、第２四半期の１日の売り上げも現在
第１四半期を下回っており、予断を許さない状況だ。例年のように秋口から
回復するように努める」とする。
福山競馬の累積赤字は約19億円。市は実質単年度収支の黒字を事業継続の
条件としている。
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