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-続きです-
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受け入れる側はどうか。
「いろんな地域出身者と混じり合うことが、地元青森の生徒にも良い刺激になる。
社会に出るためにも必要なことだと思う」(ベンチ入りメンバーが8府県にまたがる
光星学院・小坂貫志部長)
「私自身もそうでしたが、15歳で親元を離れて寮生活で野球をする生徒は覚悟が
違います」(ベンチ入りメンバーが全員他府県出身者の島根・立正大淞南の太田充監督)
かつて関西出身者を多く受け入れてきた酒田南(山形)の鈴木剛部長は、
「やっぱり関西の子は打たれ強い。野球もたくさん見て来ているのでよく知っている」
関西人と野球をしている地元の選手は「いつの間にか関西弁がうつってる」
「走塁がこすい(ズルイ)。関西であんな野球をしていたのかと驚いた」と感想を言う。
これは私も取材経験がある。関東から野球留学した選手は地元の方言を話すが、
関西から行くとチームが関西弁になる。またバントしてゴロが弱くて捕手が前に
出てきそうになると、打者走者がわざとスタートを遅らせて前に出ようとする捕手を
ブロックするなど、関西野球にはサッカーでいう「マリーシア(ずる賢さ)」がある。
ベンチ入りメンバー全員が県外出身者で、部員81人中県内出身者は2人という香川西の
福井聡部長はこういう。
「メンバーは学校とグラウンドの行き帰りに市民の方から声をかけてもらったり、
近所のスーパーでも顔と名前を覚えてもらってる。県外から来た子なんですが、
(学校のある)三豊の子なんです」
野球留学は、そんなに非難されることなのだろうか。
-以上です-