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ボール扱いを重んじる美しいプレースタイル、そしてレアル・マドリーとバルセロナが
擁するクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシのピチチ(得点王)争いくらいしか
リーグとしての魅力がなくなってしまった今、地球上で最も重要かつオーガナイズ
されたリーグという名誉は完全にプレミアリーグの手に渡ってしまった。
それだけではない。今夏各クラブが補強に費やした移籍金の総額が3億1300万
ユーロ(約306億円)に上ったプレミアリーグに対し、リーガ・エスパニョーラのそれは
6300万ユーロ(約62億円)にとどまった。それは大枚をはたいてビッグネームの
補強に動いたセリエA、成長を続けるブンデスリーガ、そしてカタールの王族アル
サーニに買収されたパリ・サンジェルマンが動かす莫大(ばくだい)な補強資金と
比べると非常に寂しい数字だ。
現在リーガ・エスパニョーラでは、これらの他リーグとは全く逆の現象が起きて
いる。1部の20クラブ中、8クラブが新戦力の補強に1ユーロもかけていないので
ある。さらに今夏はレアル・マドリーとバルセロナも大きな動きを見せていない。レ
アル・マドリーはすでにペドロ・レオン(→ヘタフェ)とハミト・アルティントップ(→ガラ
タサライ)を放出したが、おそらく移籍市場が閉まる31日までにはリカルド・カルバ
ーリョとヌリ・シャヒンも彼らに続くことだろう。そして“真夏の長編小説”は今夏唯一
の新戦力となるルカ・モドリッチの獲得で結末を迎えるはずだ。
バルセロナはチームのベースはそのままに、2008年からジョゼップ・グアルディ
オラのアシスタントコーチを務めてきたティト・ビラノバを新監督に迎え、新たなサイ
クルをスタートさせた。セイドゥ・ケイタの中国リーグ移籍とエリック・アビダルの離脱
は痛手だったが、ジョルディ・アルバとアレックス・ソングの獲得に成功している。
クラブはチーム強化より健全経営を目指す
つづく
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