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□帝京大経済学部教授・大坪正則
今年のプロ野球のペナントレースは残り50試合を切り、リーグ優勝とクライマックス・シリーズ
(CS)出場を懸けて一試合、一試合が大事な戦いになってきた。
「選手年俸総額と球団戦力は比例する」はプロスポーツの常識の一つ。もちろん、勝負の世界は厳しく、
選手年俸の多寡だけでペナントレースが決まることはない。年俸に加え、少なくとも
(1)オーナー、社長、ゼネラルマネジャーと監督、選手の意思統一(コミュニケーションの確立)
(2)選手のケガ予防とケガをしたときの早期回復のための治療体制-が整備されなければ優勝は難しい。
選手会が公表した12球団の選手年俸は、セ・リーグは巨人と阪神、中日の3球団が30億円台、他の
3球団が20億円以下と2つのグループに分かれた。一方のパ・リーグは1位のソフトバンクが25億円台。
最下位のオリックスが19億円台。6球団の団子状態だった。
現在、セ・リーグは巨人と中日が優勝を争い、1位と2位は確定的。ただ巨人独走の様相だから、広島と
ヤクルトが競うCS出場枠の争いが面白い。広島は14年連続Bクラスからの脱出が掛かっており、
負けられない試合が続く。
定説通じない阪神
パ・リーグは年俸通りの大混戦。上位5球団から少し離されたオリックスだが、連勝と連敗の波があるので、
調子に乗れば連勝で一気に上位に追いつく可能性が残っている。6球団による優勝争いとCS枠確保が
シーズンの最後まで続くだろう。
それにしても阪神はどうしたのだろうか。昨年は年俸総額1位にもかかわらず4位に沈んだ。和田豊
新監督の下で心機一転、優勝争いを期した今シーズンだったが、CS枠からもほど遠い5位。6位のDeNA
の足音が聞こえている。
○ソース>>2に続く
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