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竹島問題で高まる日韓関係の緊張が、下火になりつつある「韓流ブーム」にトドメを刺しそうだ。
三井住友カードは、15日、韓国に旅行する日本人を対象にした新カードの発行と、
それに伴いソウルで行うはずだった記者会見の延期を決めた。
会見には、イメージキャラクターのチャン・グンソクが出席する予定だったが、
「提携各社と協議の上、時期をずらすことになった。今後の予定は未定です」(広報担当者)という。
日本のテレビ局が放送する韓流ドラマにも影響が出ている。
BS日テレは、「神と呼ばれた男」を、BSジャパンは「強力班」の放送見合わせを決定した。
いずれも21日から放送予定だった。両ドラマの主演俳優のソン・イルグクが、泳いで竹島の
上陸を目指す学生らの活動に加わっていたのが原因とみられる。
実際、過去に“韓国びいき”とバッシングを受けたことのあるフジテレビには、音楽番組
「ミュージックフェア」に韓流アーティストを出演させたことや、平日昼に韓流ドラマ枠を
設けていることに対し、すでに視聴者からのクレームが寄せられているという。
<テレビやCMに起用避ける>
このまま日韓関係の緊張が長引けば、日本の企業やテレビ局は韓流スターの起用を避けるよう
になるのではないか。韓流ライターの鈴木真澄氏が言う。
「ソン・イルグクの曽祖父は朝鮮の独立運動家として活動していて、本人も『抗日』とみられています。
日本に来て仕事をするのが不思議なくらいでした。おとなしいタイプなので、おそらく外野の声に
逆らえなかったのでしょうが、今後、日本では使われにくくなるでしょう。『竹島は韓国の領土』と
発言していた女優のキム・テヒも同じです。今年2月のCM発表会は日本の活動家の抗議もあり、
中止されました。その後、来日していません。そもそも、K―POPや韓流スターの人気は落ち目で、
来年はかなり厳しい。今回のことで、日本企業の韓流に対する自粛スタンスがより明確になるでしょう。
一方、韓国芸能界としては、日本ほど稼げるところはなく、日本で売れることが大事。困惑しているでしょうね」
韓流スターは見納めとなるのか。
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