12/08/17 15:11:02.47 0
ソースはBusiness Media 誠
URLリンク(bizmakoto.jp)
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多くの競技スポーツにおいて、地元で行われるホームゲームの勝率は、
敵地で行われるアウェーゲームよりも高い。
これは明確に数字として示すことのできる事実ですが、
地元開催だと、ホームチームが勝つことが多くなるのはなぜでしょうか?
よく言われる理由としては、次のようなものがあります。
・アウェーチームは遠征の長旅で疲れているから
・アウェーのゲームはしばしば過密日程になりがちで、アウェーチームの疲労が蓄積されやすいから
・地元のファンの熱心な応援、あるいは恫喝(笑)で、ホームチームのやる気が高まるから
ホームチームが勝ちやすい理由はどれか1つに絞られるわけではありませんが、
直感的に一番影響が大きいと思われるのは、やはり「地元ファンの応援」でしょうか?
ところが、シカゴ大学ビジネススクール教授、トビアス・J・モスコウィッツらが、
サッカーやアメフト、野球、アイスホッケー、バスケットボールなど、過去数十年に及ぶ
膨大な試合データを緻密に分析したところ、上記3つの理由のどれも、ホームチームの勝率に
影響を与えているという結果は得られなかったのです。
では、何がホームチームの勝率を押し上げていたのでしょうか。
それは、審判の「地元びいき」的な判定だったのです。
ホームゲームとアウェーゲームで比較すると、ホームチームに有利な判定が下されやすく、
一方、アウェーチームに不利な判定が下されることが多いということが数字として明確に
現れてきました。例えば、野球で言えば、ホームチームのバッターは見逃し三振が少なく、
フォアボールが多くなるのだそうです。
-続きます-
2:やるっきゃ騎士φ ★
12/08/17 15:11:07.43 0
-続きです-
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ストライクかフォアボールかは、最終的には審判の主観的な裁量に委ねられています。
もちろん、誰が見ても明らかなストライク、あるいはボールには、主観的判断はほとんど
入り込めません。
しかし、ストライクかボールかどちらか微妙なコースの時、審判は“無意識に”ホームチームに
有利な判定をしてしまう。つまり、「ボール」とコールすることが多くなるため、
見逃し三振が減り、フォアボールが増えるということです。
サッカーでも、過去試合データを分析してみたところ、アウェーチームがファウルを取られる数が
増えることが分かっています。
とりわけ面白いのがロスタイムの違いです。ロスタイムは、選手交代や選手の負傷などによる
ゲームの中断時間を主審が裁量し、任意に決定できるゲーム延長時間ですね。
過去の試合データの分析によれば、ホームチームが1点勝っている時のロスタイムは平均で
「2分」ちょっと。
逆に、ホームチームが1点負けている時のロスタイムは平均で「4分」と、
ホームチームが勝っている時の2倍の長さになるのです。
素直に考えると、ホームチームが勝っている時は、速やかにゲームを終わらせたい。
逆に、負けている時は、できるだけゲームを長引かせ、ホームチームに得点のチャンスを与えたい
という意図が主審にあるとしか思えないですね。
しかも、1点差の接戦でない場合、つまり2点以上の差でどちらかが勝っている場合、
ロスタイムは、常にほぼ一定した長さで違いがないのだそうです。
これは、ロスタイムで2点以上の差を埋めるのはさすがに難しいと、主審が判断しているから
だろうと推測できます。
-続きます-
3:やるっきゃ騎士φ ★
12/08/17 15:11:14.75 0
-続きです-
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■同調圧力が影響
さて、審判の方々の名誉のために解説しますが、実のところ、審判は、明確に意図して
「地元びいき」の判定・裁量をやっているわけではありません。審判の方々はできるだけ
公明正大にプレーを見極め、正確な判定をしようと心がけているのです。
それでも、結果として「地元びいき」になってしまう理由は、モスコウィッツ教授らの
分析によれば「集団への同調圧力」の影響だと考えられています。
ホームゲームでは、地元ファンの目が多い。みな、ホームチームが勝ってほしいと願っている。
彼らは始めから「地元びいき」です。微妙なプレーは常に、ホームチームに有利な判定に
なることを望んでいるわけです!
そうした雰囲気を感じている審判は、“無意識”にホームチームに対して有利な判定をして
しまいがちになるのです。つまり、ホームゲームの観衆の「総意」とでも言えるものに、
審判も無意識に同調してしまうというわけです。
逆に、総意に反する判定はとてもやりにくい。ストレスを感じてしまう。
実際、ホームチームに不利な判定をした審判は、地元ファンから大きなブーイングを受けることも
少なくないわけですから。
なお、ホームチームの勝率に審判の判定が影響を与える大きさは、審判の主観による判定部分が
多いサッカーやバスケットボールなどで大きく、主観的な判定部分が相対的に少ない野球などでは
小さくなります。この分析も、審判が「集団への同調圧力」を受けて、主観的な判断には
バイアスがかかりやすいことを裏付けるものと言えますね。
-続きます-
4:やるっきゃ騎士φ ★
12/08/17 15:11:19.82 0
-続きです-
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オリンピックでも昔から「主催国効果」(主催国選手が活躍することが多い)があると
言われてきています。今回のロンドンオリンピックでも、英国のメダル獲得数が大きく伸びました。
果たして、オリンピックの審判員にも、何らかの心理的バイアスが生じたのかどうか、
分析してみると面白そうです(オリンピック審判員の方々のスキルや公明正大さに疑問を呈する
意図はないことをご理解ください!)。(松尾順)
-以上です-
著者プロフィール:松尾順(まつお・じゅん)
早稲田大学商学部卒業、旅行会社の営業(添乗員兼)に始まり、リサーチ会社、シンクタンク、
広告会社、ネットベンチャー、システム開発会社などを経験。
2001年、(有)シャープマインド設立。現在、「マインドリーディング」というコンセプトの元、
マーケティングと心理学の融合に取り組んでいる。
また、熊本大学大学院(修士課程)にて、「インストラクショナルデザイン」を研究中。
5:名無しさん@恐縮です
12/08/17 15:12:51.79 UiwpAlX80
ホームで弱くてアウェイで強いサッカーチームがあるけどな♪
6:名無しさん@恐縮です
12/08/17 15:13:06.37 MD+0Zl1v0
人間だし雰囲気に押されるわな。
あと慣れ親しんだフィールドっての大きそう。
7:名無しさん@恐縮です
12/08/17 15:14:35.56 nbhyP/zy0
審判は 当日の試合にお金を払った大多数の人に喜んでもらいたい
そして安全に帰宅したい
8:名無しさん@恐縮です
12/08/17 15:16:32.64 Vmnysz0X0
神宮のヤクルト阪神はどっちがホームの扱いなんだ
9:名無しさん@恐縮です
12/08/17 15:17:28.01 FdLvUA8U0
Jリーグ始まったころにテレビの解説がホーム・アウェイの概念を
視聴者に押し付けてたのがウザかったw
10:名無しさん@恐縮です
12/08/17 15:19:17.71 T2IVBjWZ0
やきうで言えば中日なんか極端だよなw
昨日現在
ホーム 36勝9敗7分 勝率.800
ロード 18勝27敗6分 勝率.400
通算 54勝36敗13分 勝率.600
11:名無しさん@恐縮です
12/08/17 15:19:30.14 RkVFFjP20
>>8
試合によってホーム扱いがどちらになるのかは決まっている