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初めての朝鮮通信使、李藝(イイエ)（１３７３～１４４５年）を紹介する日韓共同制作のドキュメンタリー映画
のロケが、対馬市峰町の円通寺などで行われた。
李藝は４０回以上にわたり、対馬経由で日本を訪問。室町幕府との交渉や、朝鮮を襲った海賊の倭寇(わこう)
対策にあたったほか、日本と朝鮮の貿易協定「嘉吉条約」の締結にも尽力した。その功績を評価し、韓国政府は
２００５年に文化人物、１０年には外交人物に選定。円通寺の境内には、０５年に功績碑が建立された。
映画は、韓国人俳優のユン・テヨンさんがナビゲーターとして出演し、李藝の生涯を振り返るとともに、
通信使のルートに残る朝鮮文化を取り上げ、将来の日韓関係のあり方を探る内容。乾弘明監督が担当した
ロケは、厳原町で開かれた「厳原港まつり対馬アリラン祭」でも行われ、再現された通信使の行列の様子
などをカメラに収めた。
映画は来年１月以降、全国主要都市での上映を予定している。
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