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新日本プロレスの木谷高明会長(52)が13日、ロンドン五輪のレスリング男子フリー66キロ級
金メダリストの米満達弘(26=自衛隊)の獲得に乗り出すことを明らかにした。新日本にはかつて、
00年シドニー五輪の男子グレコローマン69キロ級銀メダリストの永田克彦(39)が所属するなど、
アマレス出身は多い。契約金は1億円以上(推定)になるとみられる。
都内の事務所で取材に答えた木谷会長は、日本男子として88年ソウル五輪のフリー48キロ級・
小林孝至と52キロ級・佐藤満以来24年ぶりの金メダリストになった米満について「獲りにいきます。
アマチュアのメダリストなんだからプロが獲りにいかないとダメ」と獲得の意思を示した。
当初は米満が1メートル69と身長が低いこともあってあまり興味はなかった。目に留まったのは決勝の
クマール(インド)戦。豪快に担ぎ上げた技が印象に残り「決勝の舞台であの大技を出せるのは凄い。
ルックスもいい」とプロでの活躍を確信したという。「身体能力もあるしプロ向き。テレビや大きな大会でも
緊張しないと思う」と絶賛した。
新日本は7月の新戦略発表会でアマチュアの育成プロジェクト「ブシロードクラブ」を発足させ、
フリー84キロ級で全日本選抜2位の実績を持つ早大の山口剛(23)を獲得。ロンドン五輪代表で
グレコローマン96キロ級の斎川哲克(26=両毛ヤクルト販売)の獲得にも動いていた。米満は
話題性があるだけでなく、タイガーマスクが好きというのも好材料。新日本が本腰を入れるのも当然だ。