12/08/10 09:45:28.18 Y3stEIbq0
「感謝のタックル」
沙保里 16歳 冬
己の肉体と武術に限界を感じ悩みに悩み抜いた結果
彼がたどり着いた結果(さき)は
感謝であった
自分自身を育ててくれた武道への限りなく大きな恩
自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが
「一日一万回 感謝のタックル!!」
気を整え 拝み 祈り 構えて タックル
一連の動作を一回こなすのに当初は5~6秒
一万回タックルし終えるまでに初日は18時間以上を費やした
タックルし終えれば倒れる様に寝る
起きてはまたタックルを繰り返す日々
2年が過ぎた頃 異変に気付く
一万回タックルし終えても 日が暮れていない
齢18を越えて 完全に羽化する
感謝のタックル 1時間を切る!!
かわりに 祈る時間が増えた
山を下りた時 ネテロのタックルは
音を置き去りにした
弟子A(気の…せいだよな)
弟子B(一瞬…消えて)
弟子C(音が後から…) 「館長……?」
館長「あ…安心戦隊 ALSOK様が………!!」
ネテロ「さて…看板かけて闘るかい?」
館長「看板は差し上げまする、是非私めを弟子にしていただきたい……!!」
怪物が誕生した
ネテロ「いいよALSOK体操してくれたらな」
60年以上昔のことである