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576:名無しさん@恐縮です :2009/02/01(日) 17:23:41 ID:xydgMDvB0
そういう事じゃないんだよ。北海道の農家、酪農家は作るだけでは経営基盤が弱い。事実、生産過剰になれば
牛乳でもニンジンでも玉ねぎでも生産調整言って「保証金は幾らかやるから、出来た生産品市場に出さずに捨てれ」
言われてブルトーザーで踏みつぶさせられたり、牛乳に食紅入れられて売れないようにされて下水に流させられていた。
これじゃ駄目だ、って事になり生産者も自分の生産品加工して売る道考えて経営基盤を強化しなきゃいけない。
ついては共同で商品化研究したり、売り方を考えようって動きは元々あったの。
で、酪農家の大黒さん(田中の大学同級生)が生キャラメル普及運動を始めた。 この人は乳牛を150頭程度飼う酪農しながら、
そこからの生産品でレストラン開いたりチーズ、ヨーグルトなどのオリジナル乳製品開発して、脱「大手乳販会社」頼りの経営に
一足先に踏み出してた人。生産酪農家が、それぞれオリジナルキャラメル作って1社がボロ儲けするんじゃなくて
地域の大きなブランド(北海道の海産物とか北海道のラーメンみたいな大きな意味での地域ブランド)になれば良い、
経営が安定すればその次、その次と続く酪農家の出てくるだろうと思い、レシピを公開し頼まれれば製造講習会も開いてた。
最初、田中にも声かけたけど田中は乳牛飼ってないし、儲かりそうも無かったので無視。
田中が大丸で花畑牧場のフェア開くとき(商品はほとんど他社製品にシール張り替えただけ)
棚がさびしいので「大黒、お前のとこのキャラメル並べさせてやるよ」と電話。これが2000箱あっと言う間に売れる。
悪巧みして、「お前のところでなんぼでも作れ、箱だけ花畑にして俺が売る」
大黒さんは「いや、そんなつもりで作ってないから」と拒否。
いつの間にか、田中は自分で作り出し「生キャラメル」の商標登録申請して、
元祖気取りで「他所で売ってるのはニセモノ」といいたい放題。
これを、キャラメルだけでなく、バルーンプリン、チーズ、ホエー豚、イモモチ、あらゆる道内産品で「おれ本家」面してるのが田中。