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■WBCの本質はMLBの資金源となる国際興行イベント。
「早く決められれば一番いいが、そうはいかないでしょう。米国も3大会連続で負けるわけにはいかないと思っているだろうし勝つことは大変だ。じっくりと考えなければいけない。最後はもちろん三顧の礼をもってお願いする」
加藤コミッショナーが先月発言していたものだ。
コミッショナーの真意はわからないが、本当に「米国も3大会連続で負けるわけにはいかないと思っている」と考えているのなら、あまりに実情を知らなすぎるし、こんなコミッショナーに任せておいていいのだろうかと心配してしまう。
だがむしろ、実情を知りながらこういった発言をしているのであれば、もっとタチが悪い。
WBCをいかにもサッカーのワールドカップのような国際大会だという認識を植え付けるため、代表チームのスポンサーやファンを欺いている行為に他ならないからだ。
確かにWBCがプロ選手も参加できる唯一の国際大会になったのは事実だ。
昨年12月に開かれたIBAF(国際野球連盟)総会で、ワールドカップとインターコンチネンタルカップの廃止が決議されるとともに、WBCが世界一を決める国際大会として承認された。
しかし、実際は単独運営が難しくなったIBAFがMLBから資金援助を受けた交換条件ともいわれている。
MLBの思惑通りWBCが国際大会としてのステータスを手に入れようとも、その本質はMLBの大切な資金源となる国際興行イベントの域を超えてはいない。
>>4以降につづく