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ロンドン五輪サッカー日本代表は、ベラルーシU-23代表と強化試合を行い、杉本健勇(東京ヴェルディ)がゴールを挙げて1-0で勝利した。
オリンピック前最後の国内戦であったU-23ニュージーランド戦では1-1で引き分けてしまったが、最低限の「結果」だけは残した。
関塚隆監督は試合後に「前半はゴール前でも、サイドでも(プレーが)細かすぎた。パスの距離と走る距離が後半の方が長くなった。
そこが大型の守備ラインを突破するポイントだと思う。杉本は高さ、ゴール前でのポストプレー、動きが出てきた。
守備面での貢献を要求していたが、なおかつ得点も取って、いい出来だったと思う。ここから本大会に向けてチームを固めながら準備を進めていきたい」と語った。
関塚監督は前向きな言葉を残したが、見ていた側としては不安が大きい。
多くの選手に同一の経験を与える段階ではない状況の中で、バックアップメンバーを含めた選手たちの相次ぐ交代には不安と疑問を持たざるを得ない。バックアップメンバーは本番での出番は恐らく無い。
それにも関らずこのタイミングで機会を与える余裕などないはずなのだが。「全体の底上げ」とは聞こえがいいが、中心選手の連携を図る時間が少ない状況はやはり不安だ。
ベラルーシ戦でオーバーエイジの吉田麻也(VVV)や宇佐美貴史(ホッフェンハイム)が初めて出場したが、他の選手との連携を試合で高める必要はなかったのか。
今回のオリンピック代表に期待高まる声はあまり聞こえてこない。前評判が低い。この点だけは南アフリカワールドカップの際と似ている。ワールドカップの際は中村俊輔(横浜F・マリノス)、
楢崎正剛(名古屋グランパス)らそれまでの主力を外し、岡田武史監督(現:杭州緑城監督)の采配は結果的に的中した。このオリンピック代表も同じような結果を残せるような展開となるのだろうか。関塚監督はそれが可能なのか。
もっとも、これまでの采配を見ているとその可能性はあまり期待できない。また岡田監督は本番前に新たな選手起用を試している。
状況はあまりに食い違うが、強引なこじつけをしないと期待できない。良い意味でこの思いを裏切ってほしいと、まずは強化試合のメキシコ戦での采配に注目したい。
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