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ロンドン五輪でともにメダル獲得を目指す男女サッカー代表。だが、その“船出”には微妙な違いがある。作家で『五感のチカラ』著者の山下柚実氏が指摘する。
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この報道に驚いた人、私だけでないのでは?
開幕間近となったロンドン五輪。男子と女子、サッカーの代表メンバーは16日、同じ飛行機で現地入りするそうです。
?「一緒に搭乗する飛行機の座席は、男子がビジネス、女子はプレミアムエコノミーに分かれて用意された……
航空券は日本オリンピック委員会(JOC)がエコノミー席を用意し、これを日本サッカー協会が男女代表とも独自にグレードアップしたものだという」(東京新聞2012.7.11)
えっ?
座席のグレードに、男子と女子で格差を付けているの? なでしこジャパンは、W杯で優勝し、今や「世界一」のチームですよ。「格差」の意味が、まったくもって意味不明。
その理由は何なのか。記事を読み進めると、「体格やクラブ環境の違い、日程の過密さなどを総合的に考慮したとしか言えない」と日本サッカー協会のコメントが。
は? 女子も男子も毎日必死でサッカーの研鑽を重ねているのは同じ。「体格」うんぬんと言うけれど、五輪に参加するその他の競技--柔道選手もバレーボール選手も水泳選手も、男女の席に「格差」はないらしい。
個人負担で座席クラスを替えるケースはあれど……。
うーむ、理解に苦しむ座席の「格差」。
>>2以降につづく
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)