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ユーロ(欧州選手権)2012で史上初の連覇を達成したスペイン代表が国内における視聴率でも歴史的な数字をたたき出した。
スペインの視聴率調査機関『バルロベント・コムニカシオン』は2日、前日に行われたイタリア代表とのユーロ決勝の平均視聴率が83.4%を記録したことを発表した。
これは2年前のオランダ代表とのワールドカップ(W杯)決勝の82.9%を上回り、視聴率が計測されるようになって以来の新記録となった。
また最大瞬間視聴率は、スペイン代表が3点目を決めた直後の85分に記録され、90.0%という破格の数字となった。とはいえ、オランダ代表とのW杯決勝の91.0%にはわずかに及ばなかった。
なお、スペイン代表の決勝までの各試合の視聴率は、グループリーグではイタリア代表との第1戦が60.2%、アイルランド代表との第2戦が70.2%、クロアチア代表との第3戦が70.4%をそれぞれ記録し、
土曜日のゴールデンタイムと重なったフランス代表との準々決勝では76.7%まで上がった。一方、ポルトガル代表との準決勝では、試合全体では75.6%と準々決勝をわずかに下回ったものの、延長戦では77.1%、PK戦では83.3%という高い数字を計測した。
また地域別の視聴率は、代表への関心が伝統的に低いバスク州とカタルーニャ州がそれぞれ72.1%、74.3%と、過去最高を記録しながらも全体平均を大きく下回ったが、
それ以外の12州はすべて80%を大きく超えた。中でもマドリー州、アンダルシア州、カスティージャ・ラ・マンチャ州の3州はいずれも88%台を記録した。
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