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■イタリアは中2日という過酷な日程
ワールドカップ(W杯)より面白い……。サッカーのユーロ(欧州選手権)を紹介するときには
必ず使われる常とう句である。なぜW杯より面白いのか? 一つの理由は、W杯と違って
(たとえばオセアニアや北中米などの)弱小国がいないことだ。
たしかに、接戦が多かった。全31試合中2点差以上の試合は9試合。3点差以上はたった
3試合しかなかった(決勝はイタリアのコンディション不良もあって、4-0という信じられない
ようなスコアになってしまったが)。
もっとも、上位と下位の差は歴然としており、接戦が多かったのは強豪国が集まったグループ
(BとC)とそのほかのグループ(AとD)に分かれたため。その結果、グループステージでは最終日
に波乱が起こったグループAのように大接戦が多かったが、準々決勝の4試合は力の差がはっきり
と出た試合が多くなった(イタリア対イングランドはPK戦にまでもつれ込んだが、内容的には明らか
にイタリア優勢だった)。そして、ベスト4に勝ち残ったのはB組とC組のチームだけとなった。
準優勝したイタリアについては前回のコラムで詳しく書いたので簡単に触れるだけにするが、
セリエA優勝のユベントスをベースにチェーザレ・プランデッリ監督が作り上げた戦術的に優れた
チームで、攻守にわたって選手同士がサポートし合うことで各選手が特徴を発揮して勝ち上がった。
選手が変わっても、フォーメーションが変わっても、チームは機能し続けた。
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イタリアを下し、大会史上初の連覇を達成したスペイン【Getty Images】
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準決勝でイタリアに屈したものの、エジルら若手を中心に印象的なサッカーを見せたドイツ【Getty Images】
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(続きは>>2-10)