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日本代表MF長谷部誠(28)=ヴォルフスブルク=が24日、震災による津波で園舎が流された宮城・南三陸町の「あさひ幼稚園」を訪問。
130万部超のベストセラーとなった自著「心を整える。」の印税全額と、チャリティーイベントの収益を合わせた1億1300万円を寄付して再建中の新園舎が、7月下旬に完成することが分かった。
長谷部の思いがこめられた新園舎が、あと1か月で完成する。南三陸町の高台に建設中の建物を見た代表キャプテンは「開放的な素晴らしい建物。この町のシンボルになりそうですね」と笑顔を見せた。
当初は3月に完成予定だったが、資材不足などでズレ込んでしまった。新シーズンに向け7月上旬には渡独するため、落成式には出席できないが「オフにまた来て、園児と遊びたい」と再訪を約束した。
昨年3月17日に刊行された「心を整える。」は130万部を超えるベストセラーに。発売直前に起こった震災を受け、印税の全額を財団法人・日本ユニセフを通じて寄付することを決めた。
同幼稚園は私立のため行政からの支援が遅れており、当初は再開のメドも立っていなかった。しかし長谷部とユニセフの協力により高台への移転が実現。
資材には被災した寺の杉を使用しており「南三陸の魂というか、先祖たちの思いも、この幼稚園に詰まっているのかな」と感慨深げだ。
募金贈呈式の前には、公民館に間借り中の仮園舎を訪問。昨年12月以来の再会を果たした51人の園児から「お帰りなさい!!」と元気に迎えられ、人形劇やサッカーで楽しいひとときを過ごした。
小島孝尋園長(52)は「本当にありがたいことです」と目を細めた。
「自分の本をたくさんの人が買ってくれて復興につながる。日本中の方の思いを形にできたと思います」と長谷部。印税が残った場合は、ユニセフを通じて支援の継続も決まった。
かわいい園児サポーターの存在は、9月から再開するW杯最終予選で大きな力になるはずだ。
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