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<相手の記録見ながらセーブ>
ロンドン五輪でメダルを狙うディーンを田内健二投擲(とうてき)アドバイザー(36)はこう評する。
「彼には日本人ではできない腕のしなりがある。あの投げ方を日本人が真似すれば肩や肘が壊れてしまう。おそらく
彼は筋力、靭帯が強いのでケガをせずにできてしまうのでしょう。(特に)クロス走からピッチ走になったことで
投げる前の助走速度が上がり、肩の開きが抑えられて遠くに飛ばせるようになった」
やり投げは高校時代から始めたそうだが、「駆け引き」は心得ている。
「ディーンは6投のうち、相手の記録を見ながら力を抜いて投げることがある。ライバルの記録によっては6投目に
全力で投げることになるからです。ベテラン選手が相手を見て途中で手を抜くことはあるが、ディーンはまだ20歳
なんですがね……」(関係者)
ディーンの自己記録は84メートル28(日本歴代2位)。ちなみに北京五輪金のトルキルドセン(ノルウェー)
は90メートル57。つわもの相手にロンドン五輪でも手抜きができれば大したものだ。
(日刊ゲンダイ2012年6月20日掲載)