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大会初日15位タイと好調な滑り出しを見せた石川遼だったが2日目に大きく失速。
カットラインに1打足りない通算9オーバー73位タイで無念の予選落ちに終わった。
コースレイアウトの関係で、1番と9番の2つのティーから変則的なスタート方式を取る
全米オープンの舞台は、カリフォルニア州のオリンピックC。
現地時間15日に行われた第2ラウンドは石川にとって悔いの残る戦いとなってしまった。
“世界で最も難しい6ホール”と称されるスタートの1番から3連続ボギーと苦しい立ち上がりとなった石川。
ワンオンを狙える7番パー4で、ドライバーのティーショットをピン奥に乗せて2パットのバーディを
奪ったのがこの日の唯一の見せ場だった。続く8番パー3で痛恨のダブルボギー、
バック9に入ると11番はバンカーにつかまりボギーと立ち直りのきっかけがつかめない。
結局最終18番でこの日2つ目のダブルボギーを叩いて8オーバー78の大誤算に終わった。
初日は「コースにある程度対応出来た。もっと伸ばせたかも…」と1オーバー71のラウンドに
自信をのぞかせたが、上位進出を胸に臨んだ2日目は難コース相手に持ち味を発揮出来ず、
「悔しい」と唇を噛み締めた。
ホールアウトした時点でのカットラインは通算5オーバー前後だったが、時間の経過に伴い
8オーバーまで繰り下がった。ゴルフにたらればは禁物だが、もしどこかで1打セーブ出来ていれば
滑り込みで決勝ラウンドに進出していたはず。だがこれがメジャーの厳しさ。
次週のトラベラーズ選手権(現地時間21~24日/コネチカット州、TPCリバー・ハイランズ)に気持ちを切り替え、
アメリカ5連戦の最後の戦いでベストを尽くす。
その他の日本勢はアラフォーの藤田寛之が大健闘。ショット&パットともに好調で前半から
再三チャンスを作ったが、あと一歩のところでバーディが決まらない我慢のゴルフ。
それでもベテランは決して諦めず1バーディ、2ボギーの1オーバー71でホールアウト。
初日から32ランクアップの通算6オーバー42位タイで日本勢で唯一予選をクリア、
待望の決勝ラウンド進出を果たした。
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