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◇W杯アジア最終予選 日本3-0オマーン(2012年6月3日 埼玉)
格が違った。
主役の座は本田に譲ったが、勝利を決定付けたのは背番号10だった。
1点リードの後半6分。香川真司は左サイドでパスを受けると、中央へドリブル。
前田の動きだしを見逃さず、矢のようなクロスを送り、2点目をアシストした。
「ボクがカットインした時に、岡ちゃん(岡崎)と遼一くん(前田)がゴール前に走り込む形は練習していた。
普通に(ボールを)出しただけです」。
事もなげに振り返ったが、追加点が欲しい場面でキッチリと仕事をこなした。
それだけではない。先制点も前田とのワンツーから演出。
3点目は絶妙な前田へのスルーパスが起点。ブンデスリーガで大きく成長した姿を見せつけた。
飛躍の陰には強くなったプロ意識がある。
昨季からデュッセルドルフに住む日本人主婦と契約し、食生活を一任。
それまでは外食と自炊が中心だったため偏っていた栄養バランスを改善し、戦える体をつくってきた。
さらに1カ月に数回、東京からドイツへ、日本人マッサージ師を呼び寄せるようになった。
体のメンテナンスをより徹底することで、ピッチで常に100%のプレーができるようになった。
だからこそ、この日の自身のプレーには不満が残った。
「得点につながったことは良かったけど、もう一つ前のバイタルエリア(相手DFとMFの間のスペース)に
入るプレーをしたかった。自分はもっとできる…じゃないけど物足りない。
チャンスをものにできなかったし、悔しい。僕はこういう試合でも結果を求めていきたい」
エースナンバーを背負った時から得点が取れる「10番像」を描いてきた。
ブラジルへと続く重要な最終予選初戦でもスタンスは不変。
ネットを揺らしながらオフサイドと判定される場面もあったが、無得点に終わったことを反省した。
「個人で出た課題は次で修正したい」。
試合終了から1時間もたたないうちに、8日のヨルダン戦での“リベンジ”を宣言。その飢餓感が頼もしい。
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