12/05/29 18:57:02.03 0
了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
赤木真二●撮影 photo by Akagi Shinji
URLリンク(sportiva.shueisha.co.jp)
今季、ブンデスリーガで着実に実績を積んできた酒井高徳。トゥーロン国際でも安定したプレイを見せた。
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ロンドン五輪に挑む、U-23日本代表。2大会連続でU-20W杯出場を逃したこの世代にとって、海外組の
経験は貴重だ。今回、トゥーロン国際で、そのことはより明らかになった。
というのも、多くの国内組にとって、初めて体験する本格的な”世界戦”、ほとんどの選手が世界の当たりの
激しさ、強さ、そしてスピードに戸惑いを見せたからだ。特に、既存のメンバーを中心にして臨んだトルコ戦では
、それが目立った。
一方、海外組の選手は混乱することなく、常に落ち着いたプレイを見せていた。勝利した2戦目のオランダ戦
でも活躍したように、日常から欧州に身を投じている選手たちにとっては当たり前のレベル。これまでの招集
機会が決して多いわけではないにもかかわらず、”1対1”を苦にしない分、のびのびと戦っていた。
海外組唯一のDF酒井高徳も、そのひとりだ。トルコ戦では混乱するチームメイトを尻目に、サイドの1対1の
場面では冷静に対処し、強さと安定感のある守備を見せた。ゆえに、国内組と海外組との差を、彼自身、少な
からず感じたという。
「プレッシャーに行くときに、体を預けてまで行っていないから、(相手に)ターンされたりして、ボールを取り
切れない。ヨーロッパの選手はアジアとは違う”強さ”を持っていますから。ただ自分も、今でこそ体が大きくて、
太いドイツ人相手にボールを目がけて取りに行くプレイができるようになったけど、最初は痛いんじゃないかと
思って怖かった。今回、それを初めて経験する選手が多かった。そういう意味では、みんなの気持ちは良く
わかるし、何試合か経験すれば、みんなも慣れてくるとは思う」
守備ではそれなりの存在感を見せた酒井だが、周囲との連係が重要になる攻撃面では、不完全燃焼に
終わった。
(続きは>>2-10)