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この春、ひっそりと破産手続きをしていたプロ野球チームの運営企業があったことは、ほとんど知られていない。
「四国アイランドリーグplusに所属する『徳島インディゴソックス』(徳島IS)の運営をしていた、徳島インディゴソックス球団株式会社です。
独立リーグとはいえ、立派なプロ野球。その母体が倒産に追い込まれたことは前代未聞と言わざるを得ません」(スポーツ紙記者)
徳島ISは2年前、シーズンインを目前にしてオーナーが球団経営からの撤退を発表した。それまでの4シーズン連続最下位という成績低迷による観客動員数減が響き、極めて厳しい状況に陥ったためだ。
窮余の策か、2010年シーズンは、リーグ自身が徳島ISの運営主体となるという異例の事態となっていた。
「財務内容を考えれば存続は極めて厳しい状況でしたが、当時、地元で『徳島ISを徳島に残す会』が結成され署名集めを始めたことで、財務面を無視した状態のまま球団存続の気運が高まったのです」(地元記者)
結局、地元の後押しで、1月に地元企業数社が出資して『株式会社パブリック・ベースボールクラブ徳島』を設立し球団運営にあたることになったため、徳島ISは今シーズンも無事、開幕を迎えることができた。
「採算がとれるかどうか未知数でありながらスタートを切ることができたのは、それまでの球団の累積損失を引き継がなかったから。
その額、約1億4000万円。この負債を残された前運営会社の徳島インディゴソックス球団株式会社は破産以外になかったのです」(前出・スポーツ紙記者)
今も観客動員数が回復する兆しはない。万が一、新会社が再び倒産した場合、新たなスポンサー企業が不利益を被る可能性もある。先行きは不安だらけだ。
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