12/05/29 12:29:16.61 0
甲子園にフラストレーションがたまっていた。一部のファンの“暴走”が悲しかった。
今季８度目の完封負けが決まった瞬間、球場外に設置されている“名物”が被害にあった。
レプリカユニホームを着た、３０代とみられる男性が、自らまるめたポリ袋を新井の看板に
投げつけていた。
「（牧田はなかなか打てないか、と問われて）それで打てませんでした、ではダメでしょう。
六回は狙ったけど…それよりも前かな。ブラゼルがせっかく（走者を）進めてくれたのに
申し訳ない。また、しっかり練習します」
試合後の雑踏。新井はザンゲを繰り返して、クラブハウスへと戻った。
０－０で迎えた四回一死三塁。マートンの二塁打、ブラゼルの進塁打（二ゴロ）で
まわってきた好機だった。
カウント２－２から内角つり球に手を出して、ボテボテの二ゴロ。三走はホームに突っ込む
ことができなかった。さらに六回は二死一、三塁で迎えた。前打者のブラゼルが敬遠
されるという屈辱も味わった。
追い込まれてからファウルで４球粘ったものの最後は外角低め１３８キロ直球に右飛。
直後の八回の守りで片岡に２号３ランを許した。
５月４日の巨人戦（甲子園）。開幕から３０試合目で４番を外された。
５番を経て、６番に落ちた前日２７日の西武第１戦（甲子園）でも２－２で迎えた八回一死満塁
で最悪の遊ゴロ併殺とチャンスをつぶしていた。
「仕事をしろ！！」「ミスター二塁ゴロ！！」というファンのヤジが飛び交った。
リーグ２位の２５打点をマークしている。得点圏打率も通算打率とさほど変わりはないが、
勝敗を左右するシーンでの凡退が多いため目立ってしまっている。
背中を押してくれるはずの甲子園の声援も、なぜか今は新井が打席に入るたびに不穏なヤジが飛ぶ、
異常ともいえる光景だ。
あまりにも哀れな虎党の激高を黙らせるには発奮してもらうしかない。
猛虎打線に新井の力は不可欠。歯を食いしばり、トンネルの出口を探すしかない。
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