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(>>1からの続きです)
梶原は生活援助が可能な年収を得ている。ただ、02年11月に大阪市内に
2千数百万円のマンションを購入し、女手ひとつで育ててくれた母親にプレゼント。
収入が不安定な個人事業者になるお笑い芸人は、銀行で長期ローンを組むのは難しく
「梶原もノンバンクから短期で借りている」(関係者)とみられ、ローンと共益費で
毎月40数万円を負担してきた。母親には「雄太にはこれ以上迷惑を掛けられない」との思いがあったようだ。
当初の受給額は毎月11万6000円。祖母が昨年12月に他界後は、
見つけたパート先で毎月約4万円の収入を得ており、受給額は5万円に減額されている。
梶原によると、ローンが完済する今年8月で受給を打ち切る予定になっていたが、
河本の問題が波紋を広げる中、母親は「このままもらい続けると誤解されかねない」と
今月で打ち切ることを決断。8月までの3カ月間に受給されるはずだった計15万円は吉本興業から借りるという。
祖母の介護に失業が重なった昨年3月から1年3カ月間の受給額は計約140万円。
梶原は「おかんが苦しんでいたので“助かった”というのが率直な気持ち」と感謝。
自身も2人の子供を育てており「生活費が赤字の時もあり、福祉事務所が勧めてくれたことに
疑問を持たなかった。今は生活の不安以上に母親の精神面が心配」と話している。 (了)