12/05/28 23:43:59.15 0
一体、何が残ったのだろうか。
今季のバイエルンはリーグでも、ドイツカップでもドルトムントに力及ばずに準優勝に終わった。ちなみに、ドルトムントには昨季のリーグ戦から4連敗。バイエルンが同じチームに4連敗を喫するのはチーム創設以来はじめてのことだ。
そして、史上はじめてホームスタジアムで戦う権利を得たチャンピオンズリーグ決勝戦でも、チェルシーにPK戦の末に敗れてしまった。
3つのカテゴリーで、すべて準優勝。もしもバイエルンが発展途上のチームだったら、それでも良かったかもしれない。しかし、そうではない。今季のバイエルンは手堅くタイトルを狙いにいって、何もつかめなかった。
■「これでチームは完璧な陣容を整えたと断言しなきゃいけないね」
まず、GKノイアー、センターバックのボアテンクと右サイドバックのラフィーニャの3人を補強した。他の選手の獲得も含めると……計4100万ユーロ。
バイエルンが、主に守備陣となった選手獲得にこれほど多くの金額を投じたのは、その長い歴史の中ではじめてのこと。
攻撃陣の実力は十分だから、守備さえ整備すれば良いとバイエルン首脳陣は考えていたのだ。開幕前、ベッケンバウアー名誉会長は、語っていた。
「これでチームは完璧な陣容を整えたと断言しなきゃいけないね」
そして、一昨季から昨季途中まで指揮を執ったファンハールの作ったチームの後任として選んだのが、ハインケス監督だった。
ハインケスは現在67歳であり、何ら新しい戦術は持っていない。彼がチームに徹底させたのは、守備の際にハードワークを怠らないことと、攻守の切り替えを早くすることくらい。
クラブがハインケス監督に期待したのは、チームの成長ではなくチームのポテンシャルをしっかりと引きだすことだった。
>>2以降につづく
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