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セリエＡのインテル・ミラノが、所属する日本代表ＤＦ長友佑都（２５）に対して、年俸倍増＆３０歳になる２０１７年夏までという破格条件での契約延長を準備していることが分かった。
９日付のイタリア移籍情報サイト「トゥット・メルカート」などが伝えた。今季３４試合に出場する左サイドバックの評価は、高まるばかりだ。
破格の提示だ。インテルがＤＦ長友との契約更新を準備していることが判明。年俸は７０万ユーロ（約７２００万円）から１４０万ユーロ（約１億４４００万円）に倍増され、１６年までの５年契約を１年延長することも確実と伊メディアが報道した。
９日付伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトはチームで３人だけの残留リストに、主将のアルゼンチン代表ＤＦサネッティらとともに長友の名を挙げた。
一昨年夏にＪ１・ＦＣ東京からセリエＡ・チェゼーナに移籍。当初の年俸は推定３０万ユーロ（約３１００万円）で、２年で５倍近く跳ね上がる計算になる。
日本のプロ野球などで使われる税込み方式なら３億円前後に相当。
現役の日本人サッカー選手ではＭＦ本田（ＣＳＫＡモスクワ）、ＭＦ香川（ドルトムント）に次ぎ、ＭＦ長谷部（ウォルフスブルク）と並ぶ。日本人ＤＦでは史上最高年俸だ。
昨夏、インテルに完全移籍し、５年契約を結んだ。今季は監督交代や負傷でレギュラーを失った時期もあったが、１試合を残してリーグ３７試合中３４試合に出場し、先発２９試合と主力の座を取り戻した。
契約を４年残す段階で３０歳までの延長を打診されるのも、他クラブへの流出を危惧するからこそ。クラブ関係者は「チームに欠かせない存在で、移籍市場での価値も認められているということ」と説明した。
来季の欧州ＣＬ出場（３位以内、インテルは現在６位）がかかる１３日のラツィオ戦（アウェー）でも、長友は先発出場が濃厚だ。
６月にはＷ杯アジア最終予選３連戦も控える。「レギュラーを外されたり、いろいろ困難はあるけど、僕の強みは何度でも立ち上がるところ」と、さらなる高みへ駆け上がる。
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