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木村和司の我がまま申す vol.3
昨季まで横浜F・マリノスの指揮官だった木村和司氏が、日本サッカー界のさらなる発展のために、独自の視点で率直な見解を示していく同連載。今回は、Jリーグ序盤戦における早々の監督解任劇に異論を唱える。
ほうじゃが、今季のJリーグは早くも4人の監督が代わったのぉ。横浜FCの岸野靖之監督を皮切りに、ガンバ大阪のセホーン監督、川崎フロンターレの相馬直樹監督、そしてヴィッセル神戸の和田昌裕監督が解任されたけど、
岸野監督とセホーン監督はリーグ3戦(※セホーン監督はACLを含めて公式戦5戦)で、相馬監督などは開幕2連勝を飾りながらリーグ5戦(カップ戦を含めて7戦)でのことだからな、あまりにも早いような気がする。
特に相馬監督は、彼自身が理想とするサッカーに近づいていたと思うから、本人もかなり心残りがあるだろうな。
世界のサッカー界でも早い判断や決断が大事だと言われているからといって、こうした状況は好ましいことではないわな。
要は、社長は社長、GMはGMという立場だけを主張して、適当に監督を選んで、うまくいかなければ代えればいい、といったスタンスのクラブが多いのが問題なんじゃないか。
もちろんプロの世界だから、失敗したら責任を取らないといけない。けれども、監督だけにすべてを押しつけて辞めさせることで、問題は解決するのか。
ワシは、違うと思う。それでは、また同じ失敗を繰り返すだけやろ。
おそらく監督は、誰もが常に危機感を抱いて仕事をしていると思う。ゆえに、招聘してくれたクラブ、そして応援してくれるファンのために全力を尽くし、すべてを捧げる覚悟でやっている。選手に対してもそう。
みんながいい選手になって、成長してほしいと思って、あれこれ考えて、悩み続ける。
>>2以降につづきます。
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