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◆J1第7節 札幌2―3川崎(21日・札幌ドーム)
J1コンサドーレ札幌は21日、ホームで川崎と対戦したが、2―3で敗れ、リーグ戦6連敗を喫した。
前半9分にFW前田俊介(25)のヘッドで先制、32分にはMF高木純平(29)のヘッドで追加点を挙げたが、後半に息切れして3失点。
2点差をひっくり返されたのは、今季ワーストで、今季公式戦では先制した5試合中、4度が逆転負け。負のスパイラルに陥った赤黒軍団は、開幕7試合で未勝利のままだ。
ホーム札幌Dに集まった1万1119人の観衆から、ため息が漏れた。悪夢のような逆転負け。
敗戦の瞬間、両手をひざについたMF近藤祐介(27)は「(2点先取して)逃げ切るという意識がダメ。守りに入ったら勝てない」と言葉を絞り出した。
試合前には先発出場予定のMF古田寛幸(20)が、左太もも裏痛で急きょ欠場。代役でトップ下を務めたが実らなかった。
誰もが“今日こそ歓喜の瞬間を”と願っていた。前半はMF高木純を前線起用し、DF日高拓磨(29)を右サイドバックに入れる新しい布陣が機能。
前半9分にMF岡本賢明(24)の左クロスをFW前田が頭で決めて今季初得点。32分には、日高の右クロスに高木純が合わせて追加点。前半で2点のリードを奪った。
暗転したのは後半12分。体調不良でスタメンを外れていた川崎の日本代表MF中村憲に、交代出場後約20秒でゴールを割られた。
「中村が入ってから(DF)ラインが引いた」とMF河合主将。DF日高が「前半飛ばしすぎましたね」と振り返った通り、機能していた新布陣も後半は完全に息切れ。
>>2以降につづく
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