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シャルケに所属する日本代表DF内田篤人について、現地でシャルケを中心に取材を続けるフリージャーナリストのマリオ・ヴォルペ氏は、「ブンデス屈指のサイドバックとは言えないが、ドイツでやれるだけの実力は示している」と評価した。
『ワールドサッカーキング(No.213)』における特集「日本人プレーヤー飛躍の現在地」内で語っている。
フープ・ステフェンス監督就任直後は、出場機会に恵まれなかった内田だが、ヴォルペ氏は「故障が関係していたし、指揮官に自分の特徴を把握してもらっていなかったからだろう」と分析。
また、「出場した試合では安定したプレーで順応性の高さを示している。ラウール(ゴンザレス)や(ジェフェルソン)ファルファンとのコンビネーションは相変わらず良好だし、チームメートからはかなり信頼されているね」と高評価を与えた。
さらに、ヴォルペ氏はフィジカルのハンディを指摘されている守備面について、「彼の良さはそこではない。的確なポジショニングやカバーリング、絶えず上下動を繰り返すだけの決定力やスタミナなど、『頭』と『足』で勝負すればいい。
ドイツ人プレーヤーにはない魅力が内田にはあるんだ」とコメント。フィジカルのハンディを補って余りある能力が内田にはあると示している。
しかし、「リーグ屈指の攻撃的MFに成長した香川(真司)ほどのインパクトは残せていない」とし、まだブンデスリーガ屈指のサイドバックとは言えないと指摘。
ヴォルペ氏はまだ経験を積むことが必要としながらも、「バイエルン、ドルトムントと並ぶドイツの強豪クラブであるシャルケで経験を積むことは、彼にとって悪いことじゃない」と締めくくっている。
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