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猫さんの五輪出場が危ぶまれている。国際陸連がルールを今年から厳格化させてそれに抵触する可能性が
あるそうだ。猫さんが国籍を変えて五輪出場しようとしている事自体についての、倫理的な是非論は
さておいて、たぶん国際的な陸上選手の大半の反応は、え、それをアウトにしちゃうの?だと思う。
国籍を売る行為というのはここ10年で増えてきた。主にはアフリカ等の貧困国のトップアスリートが、
中東の国から金銭を受け取り、国籍を変えるパターンが多い。100mのアジア記録は日本人が持って
いたけど、ナイジェリアからカタールに国籍を変えた選手が今は記録を持っている。
猫さんに関して国際的な陸上界からの意見は、どうでもいいがほとんどだろう。猫さんがいてもいなくても
ほとんどの選手の順位は変わらないから。そんな事より、国際陸連が動いた事で他の世界トップランカーの
出場が認められるのかどうかが焦点。やっぱりこの辺りはみんな倫理よりも現実を見てる
猫さんの場合の特殊性は1、先進国から途上国へ 2、トップ選手ではない の二点だと思う。先進国の
タレントが途上国の枠を取り五輪を売名行為に使っている。国際的に問題があるのはこの辺りじゃないか。
他にも実力的に並ぶ選手がいるし。あからさまな金の匂いがしないから余計に倫理的な問題に見える
日本でこれだけ騒がれるのは、日本人をやめて五輪に出場しようとしている人がいるという事、がかなり
刺激的なんだと思う。日本では、特に五輪が近くなると殺気立った人達が出てきて、なんだか出兵する
一等兵の気分になる。正直危ないなと感じる事もある。
100mの金メダルは散っているように見えて、多くがジャマイカ移民系で占められている。移民選手が
半数を超えている球技もある。移民がいない国というのはもう先進国では珍しくなっていて、次の世紀の
スポーツ倫理の争点の一つは、国のアイデンティティとしてのスポーツだろう。
【まとめ】国際的な現状はそうなっていて、全部をひっくるめて移民問題をこれから世界全体で考えて
いかないといけないだろうと思う。猫さんに関して、僕の個人的な意見はまあいいんじゃないかと思っている。
というよりもはっきり言ってしまえば、我々の世界とは違う世界での問題だと思う。
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