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1912年4月の英豪華客船タイタニック号沈没から100年を機に、乗船者のうち
唯一の日本人で無事救出された男性の孫に当たるミュージシャン細野晴臣(64)が、
事故とゆかりの深いカナダ東部ハリファクスを15日から訪れる。
当時、救援基地となったハリファクスには150人の犠牲者が埋葬されている。
細野さんは船上で最後まで演奏を続けたとされるミュージシャンの墓や、
葬儀が行われた教会を訪問し、祖父や事故の犠牲者をしのぶ。
細野の祖父、正文さんは帰国後、他人を押しのけて救命ボートに乗ったなどと批判されたが、
その後の調査で事実誤認と分かり、死後に名誉回復された経緯がある。
細野は名誉回復までの間、つらい気持ちだったと米誌のインタビューで語っており、
タイタニックにまつわる思いに一区切りを付ける旅となりそうだ。
細野は現地に約1週間滞在し、当時の葬儀の様子を聞くほか、
タイタニックの8人のミュージシャンをモチーフに結成されたオーケストラと交流する。
ハリファクスでは、タイタニックが氷山に衝突して100年となる14日以降、さまざまな追悼イベントが開かれる。(共同)
ソース:スポニチ Sponichi Annex
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