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(>>1の続く)
「薬物検査が厳しくなった昨今のメジャーリーグで、30歳代後半の選手はそれほど
魅力的な存在ではない。(高齢ゆえに)コンディションを保てるかは微妙で、力を残して
いてもそれを発揮できるかは疑わしい。特に守備面で疑問符がつくベテランより、
若い選手を登用する方が良いと考えられている」
スポーツ・イラストレイテッド誌のトム・バードゥッチ記者がそう記すとおり、今オフに契約を
得られなかったベテランは松井だけではない。
通算449本塁打のブラディミール・ゲレロ、通算2723安打のジョニー・デーモン、
オールスター6回出場のミゲル・テハダ、2007年のア・リーグ首位打者マグリオ・オルドネス
といったかつて一世を風靡した選手たちも、新たな所属先が見つからないまま
4日の米本土開幕を迎えた。
リーグ全体を見渡しても、チームの中で確固たる地位を築いているDHタイプの選手は
レッドソックスのデビッド・オルティス、ホワイトソックスのアダム・ダンら数えるほどしかいない。
■イバニェス、ラミレスはラッキー?
こんな状況下では、フィリーズ時代よりも大幅な減俸となりながらヤンキース入りを
果たした39歳のラウル・イバニェス(1年110万ドル)、マイナー契約ながらアスレチックスと
契約した39歳のマニー・ラミレス(1年50万ドル)はむしろラッキーといえるのかもしれない。
松井の代理人であるアーン・テレム氏のグループがドジャース買収に名乗りをあげていたが、
結局はNBAの元スター選手だったマジック・ジョンソン氏らのグループへの売却で合意。
買収に成功していれば、テレム氏の球団幹部入りが噂されていて、松井にとって追い風に
なったかもしれないが、失敗したためにそんな可能性も現時点では消滅してしまった。
(つづく)