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Jリーグは見捨てられた!?
サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(59)が6日、イタリアに帰国。
「欧州リーグ視察」が理由だが、Jリーグもここからが盛り上がるところ。大事な時期に
監督が日本にいないという、前代未聞の事態である。
日本代表はW杯3次予選で2連敗。6月からの最終予選に進出しているとはいえ、欧米の
強豪国なら去就さえ問われかねない状況のはず。だが指揮官はといえば、最近は涼しい顔で
各種イベントに顔を出す日々だ。
前日5日も、日本代表をスポンサードするアディダスジャパン新宿店のオープンイベントに
出席。「日本のスポーツの聖地になってほしい」と笑顔であいさつ。最近は、本業よりも
“副業”ばかりが目立っており、日本サッカー協会の中からも「ちゃんと仕事をしているのかね?」
といぶかる声もあがっている。
そして今回の“帰国”である。再来日は、ゴールデンウイーク明けの5月に予定する代表合宿の
直前。6月3日にはアジア最終予選の1戦目(ホーム)が行われるというのに…。
代表監督不在という事態は、Jリーガーに与える影響も少なくない。
名古屋のDF闘莉王は、プレW杯ともいえる来年のコンフェデ杯が母国ブラジルで開催
されることもあり、層の薄い代表のセンターバックに復帰する意欲満々だ。また代表入りを
目標にする若手選手らも含め、リーグ全体のモチベーションが下がるのは必至。今後、
選手を供出するクラブ側にも波紋を広げそうだ。
これまで、代表の外国人監督は当然のことながら「Jリーグ第一」にチーム編成してきた。
現イラク代表のジーコ監督(58)でさえ、母国最大のイベントであるリオのカーニバルが
行われる2-3月こそ不在のときは多かったが、「もちろんJリーグが最優先」と公言してきた。
「どの試合もスタッフが情報を収集してくれる」とはザッケローニ監督。事実上の“職場
放棄”ともとられかねない今回の帰国は、W杯予選連敗に続くマイナス査定といっていい。
(夕刊フジ編集委員・久保武司)
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