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観客動員やテレビ中継数から判断すると、プロ野球もJリーグも低落傾向は否めない。
昨年は東日本大震災の影響があったにせよ、この3年間、1試合当たりの観客は減り続けている。Jリーグにいたっては発足2年目(1994年)の1万9598人がピークだ。ともに地上波の中継数も減り、放送権料もダウンする一方だ。
「プロ野球とJリーグはまったく別なやり方で運営、経営されている。Jリーグは、上からああしろ、こうしろと指示する官僚的なやり方。プロ野球は各球団が勝手にバラバラにやっている。それがどちらもだんだんと限界に近づいているのではないか」
こう言うのは、サッカーやプロ野球に関する著作が多い工藤健策氏(スポーツライター)だ。
「プロスポーツが盛んになるにはスター選手の誕生、ファンのための集客努力、自分のチームのことしか考えないボス支配からの脱却などが必要です。
それには個々のチームが努力するのはもちろんだが、全体を見渡して将来へのビジョンを持ち、なおかつ実行力のあるリーダーが不可欠です。
ところがプロ野球の加藤コミッショナーを見ても分かるように、残念ながらプロ野球にはもちろん、Jリーグにもそうしたトップがいません」
大リーグはセリグがコミッショナーになってから、西、中、東の3地区制にしたり、テレビ中継の権利を一括長期契約するなど、システムを変えることでファンの関心を高め、財政を豊かにしてきた。
Jリーグはクラブ数こそ増やしたが、水ぶくれになっただけ。プロ野球にいたっては小手先でゴソゴソやってるだけで、何ら根本的な改革は見られない。
「フェアプレー」がスポーツの精神なのに、巨人と親会社はドラフト逆指名選手の巨額契約金を「なにが悪い」とばかりに開き直り、ファンのことなどまるで眼中にないかのように、法的措置だなんだと騒いでいる。
そんなプロ野球界にショックなアンケート結果が27日に発表された。笹川スポーツ財団が子供、青少年を対象にした「過去1年間によく行った(やった)スポーツ」で野球は15.3%と5位。過去2回は3位で初めてベスト3から陥落した。
双方ともに明るい展望はないが、よりお先真っ暗なのはプロ野球のようだ。
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