12/04/01 14:08:24.64 Xwhxxo0s0
なんか説得力のある生き方してるオヤジが出てこない。
たとえばJINなんかでは廓の経営者でも人生哲学みたいなもんがあって、おやっさん!と敬意を示したくなるような描写が出てくる。
それが観る人を惹きつける、ドラマの「深み」というものなのに。
清盛の登場人物はみんな青二才。皇族貴族も武士も迷いの中にいる。
そのなかで清盛の「元気」「大声」だけがこのドラマの中の「芯」であろうとしているが、それすらも青く薄っぺらで、何も訴えてこない。
これは初代ガンダムに対する、ゼータガンダムの不人気ぶりとよく似てる。
初代ガンダムには職人軍人として誇りを持ったオッサンが何人か出てきては、生きざまを見せつけ主人公や観る者を感嘆させた。
ゼータガンダムの登場人物は、セコく狡猾であるか迷っているか逡巡しているかの、どちらかしかいなかった。
そして主人公は激昂しているしかなかったのだ。