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◆キリンチャレンジカップ２０１２ 日本―米国（４月１日・ユアテックスタジアム仙台）
女子だけど“イケメン５”で打倒米国だ。なでしこジャパンは３０日、宮城県内で練習し、
ＤＦ近賀ゆかり（２７）、ＤＦ南山千明（２６）、ＦＷ高瀬愛実（２１）＝以上ＩＮＡＣ神戸＝、ＤＦ長船加奈（２２）＝仙台＝、ＭＦ上尾野辺めぐみ（２６）＝新潟＝の、ボーイッシュな美貌を誇る５選手が守備の連係などを入念に確認。
全米のアイドルＦＷアレックス・モーガン（２２）に挑戦状を叩きつけた。
不動の右サイドバック（ＳＢ）が、究極の速さを誇る“アメリカン・ビューティー”に敵意をみなぎらせた。「モーガン？ スピードや裏の取り方が上手。警戒してやっていかないと」と近賀。
日韓チャンピオンシップで負った鼻の傷が痛々しいが、練習パートナーを務めた仙台育英高男子サッカー部との実戦練習で、攻守に安定感をみせた。
センターバックの長船も、ストップ・ザ・モーガンに気合を込めた。「相手にすごいＦＷがいるので、そこをつぶせば自分のアピールにつながる」。
本来は攻撃的ＭＦで、２９日の米国との練習試合（非公開）では左ＳＢで先発したとみられる南山は「戸惑いはない。やることを忠実に守るだけ」と冷静に燃えた。
上尾野辺もボランチに加え、米国との試合に左ＳＢに抜てきされたようで、「ビルドアップ（後ろからの組み立て）のやり方が分かってきた」と八重歯をのぞかせた。
この日、ボランチでテストされた高瀬も男子高校生を吹っ飛ばし、「体負けしないのがお前のいいところだと、ノリさん（佐々木監督）にほめられる」と女性離れした強さをアピールした。
５人のうち、なでしこに必要不可欠な近賀を除く４人は今回の合宿が正念場。４月末に佐々木則夫監督（５３）がＪＯＣとＦＩＦＡに提出する「３６人リスト」は変更不可能なため、
ロンドン五輪のメンバー１８人枠に入るためには、ここでライバルに差をつけなければならない。
４月１日の米国戦は、サバイバルの場でもある。イケメン“近賀系軍団”が、モーガンの侵入を阻止して五輪への道を切り開く。
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