12/03/29 18:40:22.42 0
巨人の"裏契約金"問題は、サッカー界から見ればうらやましいよ
プロ野球の巨人の"裏契約金"問題が話題になっている。僕はルール違反かどうかを論じる
立場にないけど、その金額の大きさには驚かされた。新人6選手に計36億円の契約金なんて
スケールの大きい話だよね。
Jリーグの新人選手には、契約金ではなく支度金という名目で最高500万円まで支払われて
いるけど、年俸も含めて、同じプロスポーツなのにここまで差があるとは。
あらためて日本におけるプロ野球人気の高さを感じたね。
なぜ、Jリーグは選手に大金を払えないのか。僕は各チームのトップに立つ人間の"立場"と
経営への積極性に大きな問題があると思っている。
プロ野球の場合、どのチームも日本を代表する大企業のトップが実質的なオーナーで、
すべての決定権を握っている。ソフトバンクの孫正義さんしかり、読売のナベツネ(渡邉恒雄)
さんしかり、そうそうたる顔ぶれだ。そんな大物たちが本気でチーム経営に関わっている。
だから、欲しい選手がいれば、時には利益を度外視してもドーンとお金を出す。
一方のJリーグはどうだろう。各チームのトップは、親会社からの"天下り"が大半。
神戸は楽天の三木谷(浩史)さんが実質的なオーナーだけど、野球とは本気度が違うというか、
サッカーは自分の故郷への貢献程度に考えているように見える。ともあれ、各チームは
欲しい選手がいても、親会社にお伺いを立て、お金を出してもらわないと動けない。
しかも、最近は景気が悪いので、その予算も削られている。これじゃ太刀打ちできないよ。
ブラジルの場合は"名士"と呼ばれるオーナーがいてもいなくても、チーム経営の積極性が
Jリーグとかなり違うね。若くていい選手がいれば、契約金こそ払わないものの、手形を切って
銀行を絡め、スポンサーから資金を調達するなどして、いきなり数億円単位の複数年契約を結ぶ。
高いお金を払っても、クラブの価値、観客動員数、グッズの売り上げはアップするし、
売り時を見誤らなければ高額の移籍金も見込めるからだ。ダルビッシュが日本ハムに
40億円残してメジャーに行ったけど、それに似ている。
(>>2につづきます)
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