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（オープン戦、ＤｅＮＡ３－０オリックス、２１日、横浜）中畑清監督（５８）率いる
ＤｅＮＡは、２１日のオリックス戦（横浜）に３－０で快勝。オープン戦の成績を
９勝５敗とし２００６年以来６年ぶりに勝率５割以上を決めた。１月に左ひじを
痛めた影響で出遅れた下園辰哉外野手（２７）が「３番・左翼」で初スタメン、
先制２点打を含む４打数２安打２打点。前日２０日にお風呂で初めて会話した
という中畑監督を喜ばせた。
【中略】
去る人あれば戻る人あり－。筒香とラミレスの３、４番コンビを欠き、
開幕へ向かうＤｅＮＡに逆風が吹き始めていた。だが下園は反対に、
１月に左ひじを痛めてキャンプは２軍暮らし。１９日夜に昇格指示を受け、
「もう１００％。絶好調です！」。そして合流２日目のアピールにつなげた。
チームでも屈指のイケメンは、一部女性ファンから「ゾノさま」と高貴な尊称で
呼ばれる。そのさわやかな笑顔の傍ら、下園はいくらか憂い顔で１軍にやってきた。
キャンプ以来のフィーバーに乗り遅れていたからだ。
「キャンプが２軍だったので、新聞やテレビを通じて見ている元気な中畑監督の
勢いに、圧倒されないかどうか…」。その不安は、中畑監督得意の“お風呂トーク”
で解消された。前日２０日の試合後、ハマスタの風呂で中畑監督とバッタリ。
「肩の力を抜いて、気楽にやってくれよ」。初めて声をかけてもらったそのひと言に
「何でも話せたり相談できると思いました」と感激した。
「スタメンで初めて下園を見たが、完成度の高い打者だね。左腕も苦にしないし、
どういう形ででも起用できるね」。３０日の阪神の開幕投手は左腕の能見。
左腕への対応力を見せただけに、左打ちといえ下園の開幕スタメンの可能性もある。
オープン戦９勝５敗とし、６年ぶりに５割以上が確定。風呂だけでなく、何もかも
さらけ出し、裸で選手にぶつかるキヨシ流はしっかり定着してきている。（山下千穂）
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