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【ニューヨーク=ロサンゼルス支局杉山圭一郎】
大リーグのキャンプは終盤に入ったが、松井秀喜選手の所属先は決まらないままだ。
各球団が補強の最終局面を迎え、松井を含むフリーエージェント(FA)選手の代理人は
必死の売り込みをかけているが、各球団の動きは鈍い。シーズン開幕を「浪人」で迎える
可能性も大きくなってきた。
大リーグで浪人は異例ではなく、無所属で1年を過ごした後に復帰するケースもある。
今年のFA市場は特に厳しく、浪人寸前の選手は少なくない。松井と同じく無所属の
ジョニー・デーモン(38)は米メディアの取材に対し「どこかで故障者が出た場合にしか
オファーが来ないだろう」と苦悩を明かしている。
松井はこれまで「力がなくなれば、その時は迷わず引退する」と口にしてきた。
シーズン開幕を約2週間後に控え、いまだに行き先が決まらない現状をどう捉えているのか。
松井は肌寒いニューヨークで自主トレを続けており、「体調は問題ない。ひざの状態も
ここ数年で最もいい」と明かす。第一線でプレーできるという自信があるからこそ、
いまだにオファーがない厳しい現実をつきつけられながらも「今はただ待つだけ」と前を向く。
父昌雄さんは「本人の気持ちを察すると、引退の二文字は頭にないでしょうね。
(シーズン開幕後も)オファーを待つと思います」と話す。気力はみなぎるが、
それを発揮する場所がない。かつてない試練に耐えながら吉報を待つ日は続く。
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