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織田裕二、最後の青島に「踊る準備はできています」
15年の歴史のラストを飾る映画『踊る大捜査線 THE FINAL』が
クランクインした1月18日、主演の織田裕二が、
「緊張しています。怖くもあり、楽しくもあります」と心境を語った。
織田は、15年一緒に過ごした湾岸署の刑事・青島俊作という役柄
について、まるで自分の分身のように考えている様子。
「演じているんですけど、自分の中から出てきたものが多いんですよね。
まるでライフワークみたいな役柄でしたね。逆に言うと、青島がいたから
ほかの役を演じていても、同じようにはならないようにと常に意識し
続けていたかもしれないです」。
そんな人一倍青島への愛が強い織田も、この日は初日ということもあってか、
「前作ではまさか係長になるとは思っていなかったし、今回も脚本を
もらったらびっくりするようなことが書いてありました。だから、
今回はどういう青島がいいのかと……」と不安ものぞかせた。
しかし、そこは15年、青島を演じ続けてきた織田。大事にしているのは
「ここ」と胸に手当て、「ともすると忘れがちになっちゃうんですけど、
彼の原点はここ(ハート)。それが周りの人を巻き込み、動かしていった。
もしそれを無くしたらテレビシリーズのときの、(青島が来る前の)
所轄のみんなみたいになってしまうし。やっぱりここ(ハート)が大事」。
誰よりも青島のことを理解している。
そんな青島役も今回で最後。
「今は(最後という言葉を)聞きたくないですね。考えたくもないです。
青島は和久さんぐらいの年齢になったら和久さんみたいになっているのかな
って楽しみもあったんですよ。僕も寂しいところもありますけど、
ファイナルってことで本当にこれで最後。これまでの作品も含めて
一番面白い作品だって言われるように全力でやります」と撮影に臨んでいった。
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