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「千と千尋の神隠し」フランス批評
☆☆☆☆
レクスプレス誌(エリック・リビオ)
何を書くべきか?傑作だ、卓越している、比類ない、驚くべきものだ、感激だ、
面食らった、、、、? 宮崎駿がついにフランスで公認されるために何を書けば
いいのか? …… しかし、「紅の豚」「となりのトトロ」「もののけ姫」へ相変
わらず多数の観客が来ているにも関わらず、宮崎はいまだに大成功を収めてはい
ない。これを変えなければいけない、さもなくば怒るしかない。
☆☆☆☆
ノバ・プラネット誌(アレックス・マッソン)
宮崎の意図するのはより良く生きるための暗いヒューマニズムを腑分けする
ことではなく、バランスをとるためにそれらを掴むことにある。似たような語り口だが
文体とモラルで失敗している民間伝承並みの「ロード・オブ・ザ・リング」や
「ハリー・ポッター」に本当にとって代われるのが「千尋の旅」なのである。
☆☆☆☆
シネ・リブル誌(フランソワ・ドワスネ)
ものの数分も経たないうちに宮崎映画のなかに没入してしまうことは請け負え
る。一秒々々が典型的なアニメーション映画ではなくて、ただただ素晴らしい冒
険を観ているのだとしか考えられなくなる。
☆☆☆☆
ユルビュッツ誌(ジャン=フィリップ・テッセ)
不滅の大傑作が持つ静かな自信に支えられて、魅惑と満ち足りた感覚を「千尋の
旅」は滴らせている。