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今年のNHK大河ドラマ「平清盛」の題字を担当し、話題となったダウン症の書家、金沢翔子さん(26)=東京都大田区=を
支えているのが、母親で書家の泰子さん(68)だ。娘がダウン症だと知ったとき、希望がないと思い込み
「私は日本一、不幸な女だ」と日記につづった。しかし葛藤の中で見いだしたのは「他人と比べないことの大切さ」。
翔子さんとともに歩んだ日々を振り返ってもらった。
翔子さんを産んだのは昭和60年、42歳のとき。当時は珍しい高齢出産だった。
「知能がなく歩けない」。医師からそう告げられたときの境地は「死ぬ以上に苦しかった」。
「この子をゆりかごにいるうちに始末をしないと、夫や親類みなを不幸にする」。
一緒に死ぬ方法ばかりを考え、翔子さんを衰弱死させようとミルクを薄めて与えたこともあったという。
「世間体ばかりを気にし、今振り返ると愚かな母でした。でも、あるとき翔子が私の頬に手を伸ばして、
頑張れ、という表情をして私の涙を拭いたんです。小さな腕を精いっぱい伸ばして。
暗闇の中で、2人で一緒に深く手をつないだ気持ちになりました」
徐々に現実を受け入れ、前向きに歩き始めた。翔子さんが5歳のとき、翔子さんの友人づくりのために
大田区内に「久が原書道教室」を開設。翔子さんにも書道を教えるようになった。
しかし何をしても常に最下位の地位にいる翔子さんを前に、再び不安で追い詰められるようになる。
「何をしても翔子はだめだ」。地蔵菩薩巡りをし、神に関わる本をむさぼるように読んでいたある日、
本の中の「神は無意味な存在をこの世につくらない」という言葉を見つけ、はっとしたという。
(>>2以降に続きます)
ソース:MSN産経ニュース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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画像:大河ドラマ「平清盛」の題字を書いた金沢翔子さん(右)と母親の泰子さん
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