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移籍交渉が終わり、会見に現れた本田の目は真っ赤になっていた。
常にビッグマウスで自分を鼓舞する生意気な若者が
ロシアでの幽閉から解き放たれた喜びで涙した。
「今の気持ちは?」と聞かれると、マイクを握って語り出した。
「念願の移籍を勝ち取った。それだけで今日という日が忘れられない。」
ロシアへの移籍が、サッカー選手にとってどのようなものかがよくわかる発言だった。
ロシア行きをかつての日本兵のシベリア抑留になぞらえる言及があるが
本田がロシアで味わった苦痛も想像に難しくない。
ロシアの寒さなど比べ物にならない。人工芝のグラウンドが膝へのダメージを増やし
選手としてのキャリアと健康を削っていく。
クラブは釣った魚に餌をやらない銭ゲバ体質で
本田自身、幾多のオファーが流れたのだ。
ただでさえ、政治的に日本と対立し北方領土の不法占拠を続けるロシア。
その原因となった先の対戦で、条約を破って日本に攻めこんで来たソ連体質は今も変わらない。
ロシアという国がどのようなところなのかを、今回の本田と同じく同僚だったラブの移籍から垣間見ることが出来る。
(了)