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サッカーロシアリーグ・CSKAモスクワに所属する日本代表MF本田圭佑(25)は、
イタリア・セリエAの古豪ラツィオへの移籍が秒読み段階に入った。日本時間27日、
モスクワで始まった3度目の移籍交渉でラツィオ側は移籍金1300万ユーロ(約13億円)
を提示、CSKA側の要求は1400万ユーロ(約14億円)とまだ開きが1億円ほどある。
しかし「ホンダ資金が一刻も早く欲しい」とされるCSKA側の事情に応える形で、ラツィオ
は1月中に400万ユーロ(約4億円)を入金する用意があることを確約。成立へ向けて両
クラブともに譲歩しているのは確かだ。
本田自身、心はもうラツィオの本拠地ローマにある。CSKAのババエフGMは「ラツィオと
本田はもう合意をしている」と明言。あとはクラブ間交渉を残すだけになっている。
本田の現在の年俸は約3億円。ラツィオ行きが決まれば、1億円の大幅ダウンという異例の
移籍になる。というのも、ラツィオは2005年に約1億ユーロ(約100億円)の負債を
抱え、倒産の危機にあった。そこで現在のクラウディオ・ロティート会長(55)に代わり、
25年ローンで返済することでその危機を救っている。金額なら上のCSKAを蹴り、1億円
ダウンを飲んでまでラツィオに行きたい本田。
それほどまでに本田がイタリア・ローマに行きたい理由は、右膝の故障の原因になった「人工芝
グラウンド」にある。昨年8月28日のモスクワダービーで故障した右膝半月板は、いまだに
本人が完治宣言をしていない。この試合も人工芝グラウンドで行われている。その時の状況を
聞いた協会関係者によれば、「スパイクが人工芝に引っかかり、今までにないひねり方をした
ようです」。
要するにCSKAに残留する限り、人工芝の恐怖と隣り合わせ。冬のローマは寒さが厳しいが、
人工芝で試合をするよりは数段マシというわけ。
フロントから獲得秒読みの報告を受けているセリエA最高齢のラツィオのエドアルド・
レヤ監督(66)は、本田を2列目の攻撃的MFに起用することを示唆している。交渉
のリミットは今月31日。最もハラハラしているのは本田圭佑自身だろう。
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