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1月スタートの冬ドラマは今週でほぼ出揃うが、あっちこっち掛け持ち出演する役者の多いこと。ざっと挙げただけでも7人(記事末尾参照)いる。同じ顔ばかりがやたら目立つのだ。
「セカンドバージン」に「ミタ」と高視聴率作品に出演して話題の長谷川博己は分かる。「彼のような旬の役者が出るだけで、視聴率1%アップは堅い」(関係者)というから、引く手あまただろう。
また、1年間に及ぶ「大河」は拘束期間が長い。民放に出演してバッティングするのは当たり前だ。それにしても今クールは多すぎないか。芸能評論家の金沢誠氏が言う。
「確かに多いですね。昨年8月の暴排条例で、クリーンなイメージの役者を使う傾向が強まったのが大きいと思います。施行直後のキャスティングは慎重にならざるを得ないですからね」
人材不足も問題だ。芸歴25年超の中井貴一は、映画にCMにドラマにとコンスタントに出続け、ネームバリューも申し分ない。血筋の良さも折り紙付きだ。
が、中井のほかに同年代で演技のできる二枚目俳優といえば佐藤浩市と渡辺謙ぐらい。アラフィフは層が薄い。
「だからこそ、人材を育てる意味でも、多種多様な役者を起用する冒険心が制作側に必要です。カネは生むが演技は苦手という“テレビタレント”ばかりでは視聴者も飽きるし、作品の質も低下するばかり。
結局、困るのは局側の方。テレビ業界は最大のピンチを迎えたといえるでしょう」(芸能評論家の肥留間正明氏)
テレビのリモコンが遠のくばかりである。
◇役者/出演枠
◆中井貴一(50)/NHK大河、フジ木曜22時
◆りょう(39)/NHK大河、TBS金曜22時
◆岡田将生(22)/NHK大河、テレ朝木曜21時
◆小日向文世(57)/NHK大河、テレ朝木曜21時
◆上川隆也(46)/NHK大河、TBS月曜20時
◆長谷川博己(34)/TBS日曜21時、テレ朝木曜21時
◆須藤理彩(35)/TBS月曜20時、日テレ土曜21時
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