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■けが人が痛み止めを服用し強行出場を続ける現状
「選手権の価値があるからこそ」
決勝終了後の監督会見において優勝校・市立船橋の朝岡隆蔵監督にそう前置きした上で、
ひざの半月板を痛めながら出場を続けたFW岩渕諒を例にこういう質問を行った。
「今回の選手権でもけがを抱えながら、痛み止めを服用しながら強行出場する選手が多かった。
そういう事例をなるべく減らしてもらいたいと思うのだが、一方で現場の監督、選手にそれを求める
のは酷だとも考えている。例えば、大会でしっかりとルールを作る、メディカルチェックを入れるという
ことも考えていくべきかもしれない。現場の監督として、そこの判断は非常に迷うところが多かったと
思うが?」
その質問に対する朝岡監督の返答は以下の通りだった。
「けがのことに関して言えば、指導方針としても本人がどう思うかですし、こちら側が絶対に出ろと
いうことは岩渕にも言っていません。出なきゃいけないんだ、という話もしていません。磐瀬(剛)に
ついても同じです。どうしたいんだという話をした時に、どうしても出たいんだと。それをある程度
コントロールするのが大人の責任だとは重々承知していますが、それを越えて彼らはここに小さい
ころから夢を持っていますし、そういう舞台です。
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市立船橋の岩渕(青)は負傷しながらも強行出場を続けていた。メディカルチェックの導入も検討するべきではと大島氏は提案している【鷹羽康博】
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白崎(白)を擁しながら山梨学院大附は2回戦で敗退。吉永監督は高校サッカーのカレンダーが過密日程になっていることを危惧している【鷹羽康博】
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(続きは>>2-10)